ブランチを1本に書き戻そう
ブランチとブランチの合成「マージ」のやり方。
ブランチでの作業が完了するということはイコール、「分岐元のブランチに枝が戻っていく」ことを意味します。
Git Graph で見ると分かりやすいです。以下のような絵になります。
このようなブランチとブランチの合成を、「マージ」と言います。
まず元のブランチをチェックアウトする
マージは、元のブランチ(今回の例ではmainブランチ)をチェックアウトするところから始まります。
「チェックアウトしたブランチにどのブランチをマージしようかな?」
と、操作の基軸はチェックアウトしたブランチになります。
ブランチをマージ
Git Graph上でブランチ名を右クリックして、「Merge into current branch」をクリックします。
本当にマージするか?と聞かれるので、そのまま進みます。
マージが出来ました
分岐元以外のブランチにマージしない
基本的に、mainから派生したブランチはmainに還る、というように、分岐元以外のブランチにマージすることはしません。
lesson5 で出てくる GitFlowでは分岐元以外のブランチにマージすることがありますが、これには明確なルールがあり、しかも操作は自動です。
ルールなく、自由に分岐元以外のブランチにマージすることは、可読性が下がってしまいますので、必ず避けましょう。
分岐元ブランチにマージするタイミング
「切りの良いところでマージする」というと聞こえが良いですが、実際にやってみると、想定していたより思いの外作業範囲が大きく、ブランチが延び続け、なかなか元のブランチにマージ出来ない。というシーンに出会います。
そういう時の「切りの良いところ」の定義は、「ビルドがエラーなく通る」「スタイルがとりあえず壊れていない」として、一度元のブランチにマージして、ブランチを切りなおすことをしてみましょう。
ブランチが長くなりすぎると、可読性が下がるのと、他のブランチと作業範囲が被ってしまう「衝突」が起こりやすくなってしまいます。
マージしたらブランチを削除
マージしたブランチは、一旦削除してもう一度元のブランチから生やしなおしましょう。
同じ名前でも構いません。
コードの同期を意味しますので、元のブランチの最新コミットから生やしなおすことが肝心です。