緊急修正フェーズ
緊急修正と開発を同時進行させるときのブランチの取り回し
本番化した後。つまり後発的に不具合が発覚し、急いで修正が必要になることがあると思います。
「急ぎ」の修正であるか?が肝
他の開発が進んでいなければ、フィーチャーブランチで修正するだけですが、開発が進んでしまっている場合は、開発がブロッカーとなり、直ちに修正が本番環境へ反映できません。
それらに対応するのが、Git Flowのホットフィックスブランチです。
ホットフィックスブランチ概要
ホットフィックスブランチは、リリースブランチとほぼ同じです。
特にGit FlowをコマンドやGUIで実行している場合は、意識することはありませんが、相違点はメインブランチから派生するという点です。
ホットフィックスブランチの取り回し
リリースブランチの取り回し比較
(比較が見やすいようにコミットの数は調整してあります)
通常手順
1. フェッチ→プルを実行してから、作業を始める
必ず、develop
ブランチ、main
ブランチが最新であるかどうか?を確認しましょう
2. ホットフィックスブランチを開始
デベロップブランチからホットフィックスブランチが作られます。ホットフィックスブランチの名前をどうするか?即ち、バージョンをどうするか?と聞かれるので、バージョンを打ち込みます。
3. コード内の表記を変更
HTMLやpackage.jsonのバージョンを変更します。
4. 最終確認
依頼主をまじえての最終確認をします。 QAと呼ばれる作業です。
5. ホットフィックスブランチを終了
終了後は、develop と main、両方をプッシュする必要があるので、忘れないようにしましょう。また、終了時にバージョンが書かれたタグが自動で作られますので、これもプッシュするのを忘れないようにしましょう。
6. 公開作業
更新されたメインブランチの内容をサーバーにアップロードします。